
お風呂に入るのが苦手。何か良い方法はないのか?
そんなお悩みにお答えします。
どうも、ダルグリです!
今回は発達障害の方がお風呂を嫌がりやすい理由と対策をご紹介致します!!
発達障害者がお風呂嫌いになりやすい理由は「興味が持てない」「感覚過敏」「お風呂に対するトラウマ」「何かに夢中になってしまい切り変えられない」「お風呂に入る必要性を感じない」「疲れやすさ・エネルギー不足」「ルーチンや変化への苦手意識」があげられます。
・お風呂嫌いを克服するための工夫は「感覚過敏・鈍麻への対策」「ルーチン化・負担軽減」「楽しい要素を取り入れる」「切り替えをスムーズにする工夫」「どうしても難しい場合は「最低限」にする」があげられます。
発達障害者がお風呂を嫌がりやすい理由
発達障害の方がお風呂を嫌がる理由は・・・
- 興味が持てない
- 感覚過敏
- お風呂に対するトラウマ
- 何かに夢中になってしまい切り変えられない
- お風呂に入る必要性を感じない
- 疲れやすさ・エネルギー不足
- ルーチンや変化への苦手意識
があげられます。それでは順に詳しくご紹介します!
興味が持てない
発達障害の方は興味関心が持てなかったり冷めやすい傾向があります。
なので、お風呂に対しても入ることに興味がないと入浴はしません。
感覚過敏
発達障害の方は嗅覚や触覚などの感覚過敏の傾向があるとされています。
なので、体を洗う際肌を擦ると極端に痛く感じたりお湯を極端に熱く感じることがある為苦手意識を持ちやすくなります。
お風呂に対するトラウマ
発達障害の方は感覚過敏などの特性が原因でなかなか上手くお風呂に入れません。
その結果、お風呂に対してトラウマを感じてしまい、お風呂に拒否反応を示すことをあります。
何かに夢中になってしまい切り変えられない
発達障害の方は過集中になってしまう傾向があります。
なので、ゲームなど何かに夢中になっているとなかなかお風呂に入る気持ちになれずこちらから入るように促してもなかなか入ろうとしません。
お風呂に入る必要性を感じない
発達障害の方は自分の身だしなみに対して、無関心である可能性が高いです。
なので、体を洗わなければ嫌な体臭につながるなど不潔になることに対してもあまり気にならない為、必要性を感じないのです。
疲れやすさ・エネルギー不足
- 1日の活動で疲れていると、お風呂の一連の動作が負担に感じる。
- そもそも体を動かすのが面倒に思える。
ルーチンや変化への苦手意識
- お風呂は「服を脱ぐ→洗う→湯船に入る→拭く→着る」など多くの手順があるため、負担に感じることがある。
発達障害者がお風呂嫌いを無くす為の対策
発達障害の方がお風呂嫌いを無くすための対策は・・・
- 感覚過敏・鈍麻への対策
- ルーチン化・負担軽減
- 楽しい要素を取り入れる
- 切り替えをスムーズにする工夫
- どうしても難しい場合は「最低限」にする
があげられます。それでは順に詳しくご紹介致します。
感覚過敏・鈍麻への対策
水や温度の刺激を調整する
- シャワーヘッドを交換する(水圧を弱くできるものや、霧状に出るものにする)
- お湯の温度を調整する(熱すぎると痛く感じることがあるので、大体37~39℃程度に設定する)
- 少しずつ体を慣らす(いきなりシャワーを浴びるのではなく、手足から順番にぬるま湯をかける)
シャンプーや石鹸の選び方を工夫する
- 無香料や低刺激のものを使う(強い香りや泡の感触が苦手な場合)
- 泡立てネットを使って、泡の感触を柔らかくする
タオルやスポンジの感触を調整する
- 柔らかいタオルやスポンジを使う(ゴワゴワしたものが苦手な場合)
- 手で洗う(道具の感触が不快なら、手で洗ったほうが楽な場合もある)
ルーチン化・負担軽減
短時間で済ませられる方法を取り入れる
- 「今日は頭だけ洗う」「今日は体だけ洗う」など分割する
- 湯船なしでシャワーだけの日を作る(無理に毎日全工程やる必要はなし)
- お風呂に入る前に「5分で済ませる」と決めておく(長時間の負担を避ける)
「お風呂の時間」を明確にする
- 決まった時間に入る習慣をつける(例:夜8時になったらお風呂)
- タイマーやアラームを活用する(「あと5分したらお風呂」など事前に知らせる)
- 「終わったら〇〇する」とごほうびを作っておく(お風呂の後に好きなゲームやおやつを用意するなど)
服の着脱をスムーズにする
- 脱ぎやすい服を選ぶ(ボタンやファスナーが少ないもの)
- お風呂上がりのタオルやパジャマをすぐ手に取れる場所に置いておく
楽しい要素を取り入れる
好きな音楽や動画を活用する
- お風呂専用の防水スピーカーで音楽を流す
- 防水タブレットやスマホで動画をお風呂に入りながら見る
好きなお風呂のアイテムを使う
- 好きなキャラクターのタオルやシャンプーを使う
- 泡風呂や入浴剤を使って、楽しめる工夫をする
「お風呂=リラックスできる場所」にする
- 照明を少し暗くしてみる(明るい光が苦手な人向け)
- 好きな香りの入浴剤を使う(ただし、強い匂いが苦手な場合は無香料のものを選ぶ)
切り替えをスムーズにする工夫
事前に「お風呂に入るよ」と声をかける
- いきなり「お風呂入って!」と言われると嫌になることがあるので、「あと10分でお風呂だよ」と事前に伝えておく
- 「あとで入る」と思っているうちに忘れることもあるので、時間を決めて促す
「お風呂の前にすること」を決める
- 例えば、「お風呂に入る前にコップ1杯の水を飲む」「一旦テレビを消す」など、お風呂前の小さなルーチンを作ることで、スムーズに切り替えやすくなる
「一緒に入る」方法を試す(特に子どもの場合)
- 親やきょうだいと一緒に入ることで、お風呂の時間が楽しくなることがあります。
- 「〇〇が終わったら一緒に入ろう」と約束するのも有効
どうしても難しい場合は「最低限」にする
お風呂が苦手な場合、「毎日必ず完璧に入らなければいけない」と思うと負担になります。
以下のように、無理のない範囲で最低限の清潔を保つ工夫をしましょう。
- お風呂に入れない日は「体を拭く」「ドライシャンプーを使う」
- 2日に1回でもOKとする(特に冬場は無理に毎日入らなくてもOK)
- 髪を洗う頻度を減らす(毎日でなくて3日に一度など)
まとめ
発達障害のある人が「お風呂嫌い」にならないようにするためには、感覚の負担を減らすこと、ルーチン化すること、楽しい要素を加えることが特に重要です。
- 水や温度の調整・刺激を減らす(シャワーヘッド交換、ぬるま湯を使うなど)
- お風呂の時間を決めてルーチン化する(アラーム、短時間で済ませる工夫など)
- 好きな音楽や動画、入浴剤などで楽しい時間にする
- 切り替えをスムーズにする(事前に声かけ、一緒に入るなど)
- どうしても無理なときは「体を拭く」「ドライシャンプーを使う」など代替案を取り入れる
無理に「毎日完璧に入らなければいけない」と思うと負担が大きくなります。
できる範囲で続けやすい方法を見つけることが大切です。
今回ご紹介した方法が皆様の生活を豊かにすることが出来たら幸いです。